感想

2007年7月31日 (火)

今月のベスト&リスト(2007年7月)

 2007年7月に読んだ本のベストは以下の通り。

◆ベスト 【フィクション】   「一瞬の風になれ」 佐藤多佳子

一瞬の風になれ 第一部  --イチニツイテ-- 一瞬の風になれ 第一部 --イチニツイテ--

著者:佐藤 多佳子
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 万人におすすめできる青春小説。近い将来の映画化も間違いない。

◆ベスト 【フィクション以外】   「救急精神病棟」 野村進

救急精神病棟 救急精神病棟

著者:野村 進
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 「社会保険庁スキャンダル」と迷ったけど、情報量の多さと、それだけの情報を収集・分析した筆者の労力を評価してこっち。Mr. Childrenの「Everybody goes」という歌に、「みんな病んでる 必死で生きてる」という歌詞があったのはもう10年以上昔だが、それが洒落でなくなるくらいに、いま日本人全体の精神病リスクが高まっている。そんな状況にあって、この本で描かれている精神病棟の様子は、まさに「一筋の光明」である。

 上記の作品も含めて、2007年7月の感想リストは以下の通り。

犯人は、だれか―「私はなぜ社説を盗用したか」(論座2007.7月号)

鉄は熱いうち?―「男の子の鉄ちゃん脳は0歳から始まる」(AERA 2007年7月9日号)

小説に最適の部活かも―「一瞬の風になれ 第一部」

号泣する伏線はできていた―「一瞬の風になれ 第二部」

太るとタイヘン、やせるのタイヘン―「人はなぜ太るのか」

記憶の湖をのぞく―「パイロットフィッシュ」

勝者の中の勝者―「壊れた脳 生存する知」

メリンコミニスタの奥義炸裂―「ピューと吹く!ジャガー 13巻」

心は生成するもの―「心はどのように遺伝するか」

エネルギー・ゼロへ―「一瞬の風になれ 第三部」

ビビり役、大活躍―「ONE PIECE 46巻」

ある意味、結果より過程が大事―「データの罠」

「時代」を活かした傑作―「玻璃の天」

閉じた環の中で生きる―「土星マンション 1~2巻」

精神病の急患を救え―「救急精神病棟」

僕たちも、戦争に手を貸している―「となり町戦争」

有難う―「バガボンド 26巻」

日本の医療は今夜が峠―「大学病院のウラは墓場」

その化学物質を誰が止めるのか―「中国トンデモ食品大全」「中国食品『毒抜き』調理法」(AERA 2007年7月30日号)

優しさが止まらない―「アジアンタムブルー」

ブーメランが戻ってきた―「ヒストリエ 4巻」

妖術の幕開け―「アラビアの夜の種族 第一部」

積み立てたモラルを返せ―「日本をニヒリズムに陥らせた社会保険庁スキャンダル」(中央公論 2007年8月号)

理想は証言が不要になること?―「証言の心理学」

| | コメント (0) | トラックバック (0)